生産性を下げる社員の特徴 3選
こういう人がいると、職場の生産性が急激に落ちます。あなたの職場にはいないでしょうか?
①文句ばかり言う
仕事をしていれば、多少のグチ(悪口・かげ口)は仕方ありませんし、100%なくなることなどあり得ません。グチを聞いて欲しい時もあるでしょう。問題なのは悪口を言うことがコミュニケーションの唯一の方法になっているような人です。
そして、文句の内容は「どうでもいい揚げ足とり」がほとんどです。
こういう人たちは、論理的に反論してくる人に対しては言いません。悪口に共感してくれてはじめてコミュニケーションとなるからです。
つまり目的は「そうだねー」「あなたの言っていることは正しいね」と認めてもらうことです。だからといって承認し続けて納まるのかいうと、困ったことにさらに悪化します。認めて欲しい、聞いて欲しいという欲望に際限がないからです。
従業員の「意見」を聞くことは経営陣にとっても重要なのですが「文句」を聞く必要はありません。
②すぐに怒る
意見や指摘をすると、すぐに感情的に反論したり、他人のミスを見つけて怒る人です。1人でもいると全体の生産性が下がります。
周囲を萎縮させ、主体的に動きたい社員も、怒られるかも・・・と思って動けず、結果、生産性が低下するのです。
「怒る人」を厳重に注意すると、①の「影で文句を言う人」に変身します。本質は同じだからです。
この人たちの目的はなんでしょうか?
それは、怒りによって相手を支配する、ということです。「キレたもん勝ち」という昭和ヤンキーの考え方に似ています。
改まった場で注意すると、決まって「感情を抑えられずに怒ってしまった」という "ウソ" をつきます。
例えば、相手が身長190cmのゴリラ体形で木刀を持った「怖い人」だったら、同じことを同じ口調で言えるでしょうか?どんなに腹が立ったとしても、何も言わずに黙っているはずです。
つまり、怒っていい相手にしか怒らない、というズルい人間なのです。
③完璧主義
完璧主義は、ミスのない状態を目指す「いいこと」のように聞こえることがあります。ですが、完璧主義は明確に生産性が下がります。
例えば、テストの点数を50点から80点に、30点引き上げるよりも、95点から98点に、たった3点引き上げる方がはるかにコストがかかります。
給食現場で求められるのは「100点」ではなく「合格点」です。誰も求めていないクオリティを追及しすぎることはムダな労力となります。
個人だけなら良いのですが、この完璧主義の人はたいてい、他人にも完璧を求めてきます。何の害にもならないうっかりミスを指摘したり、その場で解決することをいちいち指摘してきて、やり直しを求めたりします。
困ったことに、本人は「正しいこと」をしている気でいます。必要以上に要求に応えないようにしなければ、どんどんエスカレートします。
仕事がやりづらくなり、生産性が下がるのです。目に余る場合は本人に対して注意しなければなりません。
どうするのか?
このような困った人たちは、どのように対処すれば良いのでしょう?
会社の方針で、みんな仲良くさせたい、というのであれば、その施策を行えばよいと思います。
施設の目的は個人の「しつけ」をすることではありません。これらの行動をしない「道徳心」は社会に出る前にすでに備わっていて当然のものだからです。
心を入れ替えてイイ人になってもらう必要などありませんし、できません。問題行動を職場で出さないように仕向ければ、それで解決です。
改善が見られないときは計画的に排除するべきです。変わらない人の相手をするよりも、替わりの人材を育てることに注力する方が職場全体に利益をもたらします。
排除のポイントとしては「どんなに仕事ができる人であっても」ということです。